おおきな木
昔から本が好きで、マンガも読むし、小説も読むし、ある程度年齢を重ねてからはまったく手に取らなくなっていた絵本も、古いものに興味を持ち出してから絵本も読むようになりました。
本は本当に、読むことでも色々と感動しますが、イラストや装丁、紙質などもさまざまで美しく、本当に五感で楽しませてくれるアート作品です。
海外の古い絵本に出会って感動して、そしてそれらを飾って過ごす海外のアーティストさんの記事を見てますます絵本の魅力にハマってしまいました。
そしてますます絵本の魅力に魅了されたきっかけの絵本との出会いがありました。
それは大人になり、ある展示会場でさまざまな絵本が並ぶ中でたまたま手に取った一冊を読んで、わたしは感動をして大泣きをしてしまいました。
その絵本が、
「おおきな木」
作者 シルヴァスタイン
訳 本田 錦一郎(ほんだ きんいちろう)
という絵本です。
はじまりはぼうやと木が過ごすおだやかな日々。
イラストも文章もシンプルで、あっという間に何ページも進みます。
ぼうやが大人になると少し文章も多くなりますが、短い文章とイラストに考えさせられる深い深いメッセージが込められています。
わたしたちは1人で産まれたわけでもなく、1人で成長し、1人で生活できているわけではありません。
必ず誰かに守られていたり、支えられていたり、必ず誰かと繋がっています。
そしてその繋がりが一番強いもの、無償の愛を与えてくれる存在の有難さについて、改めて考えさせてもらいました。
この、たった一言の言葉にわたしは涙がとまりませんでした。
どうしてもページを実際にめくって読んで頂きたいので、これ以上詳しい内容は内緒です^^
ただこちらは旧訳版でして、現在では絶版になりますが、古本などで手に入るかと思います。
現在は、村上春樹さんが訳された「おおきな木」が書店で購入できます。
もしも図書館や本屋さんや古本屋さんでこの絵本を見かけることがありましたら、ぜひ内容を確認してみてもらえたら嬉しいです^^
そして機会がありましたら、読み比べてみてください^^